子宮頸がん予防ワクチン(サーバリックス(Cervarix))

サーバリックスとは
 サーバリックスは20091016日に厚生労働省から製造販売承認を受け、グラクソ・スミスクライン株式会社(http://allwomen.jp/)より20091222日より販売・使用できるようになった「子宮頸がん」の予防ワクチンです。

一般的にワクチンというと麻疹ワクチンやインフルエンザワクチンのように、急性感染症が対象のような感じがしますが、「がん予防」というと戸惑われる方がいらっしゃるかもしれません。

 しかし、「子宮頸がん」の発症は、実は発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染によって発病する病気なのです。このワクチンを接種することにより、子宮頸がん(発がん性ヒトパピローマウイルスの16型と18)6070%が予防できるのです。すでに世界では、100カ国以上で接種が行われているワクチンです。

子宮頸がんとは

子宮頸部扁平上皮癌ヒトパピローマウイルス (HPV) というウイルス感染が原因で引き起こされることがほとんどである。HPV には100以上もの種類があり、皮膚感染型と粘膜感染型の2種類に大別される。子宮頸癌は粘膜感染型 HPV の中でも高リスク型 HPV と呼ばれている性交渉によって感染する一部の HPV が長期間感染することによって引き起こされる。HPV は性交渉により感染するウイルスであり、性交経験のある女性では誰でも感染しうる。ほとんどの女性は感染履歴を有すると考えられる。HPV に感染しても多くの場合は、免疫力によって HPV が体内から排除される。HPV 感染の大半は2年以内に自然消失するが、約10%の人では感染が長期化(持続感染化)する。HPV が持続感染化するとその一部で子宮頸部の細胞に異常(異形成)を生じ、さらに平均で10年以上の歳月の後、ごく一部(感染者の1%以下)が異形成から子宮頸癌に進行する。

保険外診療のため全額自己負担となります。

 お問い合わせ先

           国分寺病院(浴光アンチエイジングセンター)

フローチャート : 代替処理: 次の方は予防接種を受けることができません。
@ 明らかに発熱している方(通常は37.5℃を超える場合)。
A 重い急性疾患にかかっている方。
B サーバリックス® の成分(詳しくは医師にお尋ねください)によって過敏症(通常接種後30分以内に出現する呼吸困難や全身性のじんましんなどを伴う重いアレルギー反応を含む)をおこしたことがある方。
C その他、かかりつけの医師に予防接種を受けないほうがよいと言われた方。

       電話番号:042−322−0123